2012年6月22日金曜日

有明アタック最後の夜・・・

この日は有明モンスター捕獲のラストチャンス。

日中は普通に仕事をしておりますので、お昼休みの干潮時にパンをかじりながらのポイントチェック。

川はまだまだ濁流の真っ盛り





















今夜はどこをどう攻めてやろうか、妄想戦略が頭をよぎるが、仕事に集中集中(汗)



しかしこの日、私の計画変更を余儀なくされる想定外の事態が起こったのです・・・



アポを取っていたお客様「Dさん」の社長室に入ると、そこにはイシダイの魚拓がたくさん!

「Dさん、釣りがお好きだったんですね~、イシダイってめちゃくちゃ引きが強いらしいですね~、すごいですね〜」と私。

その話をきっかけに、釣りの話ですっかり盛り上がりまくったのです。

そこで私は、先日釣った90cmの鱸の写メをついつい自慢してしまったのである・・・

それを見たDさんより「僕もルアーで鱸を釣ってみたい、凄く興味がある」とお願いされてしまった訳です(汗)



<ゲームスタート>
ルアーでシーバス釣りをしたことがほとんどないと言うDさんとは、夜9:30に釣具屋で待ち合わせ、まずはルアーを買ってもらうところから始めました(汗)

そして、私が先日90cmを釣ったポイントにエントリー。

しかし、先行者が既に多数入っていたこともあり、これは練ってもダメだろうと言うことで、早々にそのポイントを見切りました。



次に、私もまだ入ったことのない新規ポイントへと移動。

そこは、以前から衛星写真でチェックし、とても気になっていたポイント。

しかし、ここに入るためにはやぶ漕ぎがちょっと入ったので、普段は沖磯でイシダイを狙っておられるDさんには、ちょっ~と厳しかったかも(汗)

いい年した大人が、夜中に草を掻き分け、蜘蛛の巣が顔に絡んだり、雑草の種が衣服にくっついたり、水たまりを歩いたり・・・

まあ、僕にとっては普通のことですが(笑)



ポイントに到着し水面を見ると、私が衛星写真で見て予想していた以上に良さそうな雰囲気。

超一級のヨレヨレゾーンもある。

「この辺に投げてください。」 「あの辺りに投げてください。」

アドバイスを送りながらまずはDさんに探ってもらう。

いかんせんポイントが暗いため、Dさんはほとんど状況を掴めていない様子。

買ったばかりのルアー2個の内、1個を開始早々にロストされてしまう・・・

ちなみに、Dさんには魚がスレないように、ヘッドライトをポイントに向かって点けないように、強く強くお願いもしています(笑)

加えて、この薄暗さの中で狙い通りにルアーをキャストするのは、やはり経験がないと難しいでしょう。

一番まずかったのが、Dさんのリールにはナイロンラインが巻かれていたこと。

ナイロンラインで流れの変化を読むのは、ちょっと難しいかな・・・

私のポイント選びがそもそも難しいポイントを選んでしまっていたのかもしれない、と今になって反省。



二人の間には、けだるい空気が漂いだした(汗)

Dさんも携帯を見る頻度が上がっている(汗)

これは、まずい(汗)



ここは、私がなんとか釣り上げなくてはならない局面。

そこで、まだプレッシャーのかかっていない沖のヨレヨレゾーンにルアーが通過するように投入し、手を変え品を変え慎重に探っていく。

太い流れとそれに呼応する巨大な反転流、そしてルアーを右に左に煽る複数のヨレ、それらの流れにルアーをシンクロさせることを強く意識し、弱ったベイトを演出。
(ルアーが流れを噛み過ぎると、往々にして見切られる・・・ような気がしています・・・)



すると、

ググンッ!

「ヒットー!」と退屈そうにしているDさんに聞こえるようワザと大声で叫ぶ私(笑)

駆け寄ってくるDさん。

実際、サイズはそれほどでもなかった(苦笑)

でも、Dさんにシーバス釣りの面白さ、スリルを知ってもらうためにあえてオーバー目にやり取りをする。

そして、大げさに叫ぶ。

「うおりゃ~!ぐっぐっぐっ!」

バシャバシャッと派手にエラ荒いするシーバス。

「凄い引くんだね~」と、驚くDさん。



うーん、どうにかキャッチできた1本・・・
(メリハリのある流れと濁りがあれば、なんとか釣れる・・・ような気がします・・・)


























ちなみに、この魚はまるでヒラスズキを思わせる筋肉とヒレを持っており、サイズの割には結構引きが強く、スピードもありました。

実は、取り込み時にちょっと危なかったシーンも・・・(汗)



























ルアーはリップレスミノーBKLM140。
(最近、自分の中でリバイバルヒットしているミノー)















何とかボウズは逃れましたし、横で一部始終を見ていたDさんも満足げなご様子(笑)

「今夜はいいものが見れた」と言っていただきました。

何よりも、仕事上売る側と買う側の関係であったDさんと、釣りと言う共通の趣味をきっかけとして気兼ねなく話せる仲になれたことは、非常に嬉しいことです。
(とは言っても、主に男同士の話の事、ですが・・・)

これは、趣味であるはずの釣りが、仕事をも良い方向へと導いてくれた好事例と言えるでしょう。

今回の出張業務における私の大きな成果の一つ(笑)



お互い翌日も普通に仕事がありますから、この1本でストップフィッシング。

Dさんお疲れ様でした!


2 件のコメント:

  1. あーめっちゃわかりますw
    僕も以前に仕事関係の方を釣りに誘ったことがあったんですが、タバコを吹かす回数が増えてきて、時計とかチラチラ・・・すごーく気まずい空気がながれましたwww
    しかも坊主《゚Д゚》
    ほんまに釣れんの???みたいな顔でした(/ω\)
    TOYOさんちゃんと釣ってはるし流石ですねー。
    お得意様もハマってくれたら毎月楽しみが増えるじゃないですか。これからもシーバス教の布教活動頑張ってください^^

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    1. どーもどーも。

      自分で釣るよりも、人に釣ってもらうのが一番難しいですよね(汗)

      昨日ボッコボコに釣れてても、翌日も釣れるとは限りませんしね~。

      でも、スマさんはもはや一流のドブシーガイドとして活躍しているじゃないですか!(笑)

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